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「う、あっあっ、ああんん‼」
深く、浅く突かれ、襞という襞がまんべんなく摩擦される度、息が詰まりそうになるくらい気持ちよくて、はしたないくらい、喘ぎ声を上げ続けた。
「ひぁん‼」
奥の手前あたりを擦られた時、腰がびくびく震え、俺のがまた頭をもたげ始めた。
「真生の気持ちいい所は、ここ⁉」
涼太の声は掠れ、ぞくっとする程、色気を醸し出していた。
「真生・・・真生・・・」
俺の名前をうわ言のように、口にしながら、激しく腰を打ち付け、弱いところをばかり突いてくる涼太。
「あっん、やぁん、だめえぇ‼」
彼の首に腕をまわし、必死でしがみつきながら、為す術もなく快楽の波に翻弄される。
「真生、中に出すね、いい⁉」
「う、うん」
一層、ズンズンと突き上げられーー
「ひあ、あっ・・・、あっ・・・ん」
俺のがはぜると同じに、涼太も腹の奥に熱くたぎる欲望を吐き出した。
「真生、大丈夫⁉」
はぁ、はぁと、忙しく息を切らしながら頷くと、涼太が優しく何度もキスをしてくれた。
「だいすき」
涼太の真摯なその思いが、俺の心の中に染み渡る。
昨日までこんなにも互いを求めあう関係になるとは思いもしなかった。
だからこそ、いとおしさも倍で。
「あぁ、俺も」
「ねぇ、真生、一緒にくらそ」
大きく頷くと、涼太のヤツすごく嬉しそうにしてくれて。
「涼太、ネコって、絶対嘘だろ‼」
硬度を保ったまま、緩やかに、抽送が開始され、俺の叫びも、重なってきた涼太の口唇に飲み込まれていった。
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