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私は時々思うのです。
絵なんて、ぶっちゃけ、道具があれば、最低限、チラシの裏に鉛筆1本あれば、誰だって描けるのです。それが、鑑賞に耐えうる絵かどうか?なんていうのは、また別の話です。
誰だって描けます。盲目の画家だって存在するのですから、やはり誰だって描けるのです。
だけれども、それでも『生涯、一枚も絵を描かなかった』という人もいるのです。
私の母のように。
別に目が悪いわけでも、不器用なわけでもない、趣味に費やす時間がないわけでもない、それでも『描こうと思わない』という人はいます。
私は、前述の兄と、そして母の例を見る時、思うのです。
鉛筆なり筆なりをとり、何かを描こうとするということは、それだけで才能であり、特別なことなのだと。
そしてそれを楽しむことが出来たなら、それは天賦の才なのだと思うのです。
そこに『上手く描けるかどうか』なんてことは、関係ありません。
私がこういうと、負け惜しみのように聞こえるかもしれませんが、それでも、才能を語る時、『上手く描けるかどうか』なんて関係ないと思っています。
(ただ、当人の望むとおりに描けるかどうか、については重要だと思っていますが…語りだしたらキリがないので省きます。笑)
私はいつも絵を描いている人に言いたい、と考えていることがあります。
絵を描くということは、特別なこと。
絵だけではありません、小説を執筆する、楽器を奏でるのもそうです。
創作、趣味、芸術活動全般に言えることです。
すごく特別なことをしている、みんな特別な才能を持っているんだと。
技術は後からついてくるものだし、習得に時間の掛かる人もいれば、そうでない人もいます。
目に見える上達もあれば、見えない上達もあります。
それは、人それぞれであって、他者と比べて上手い、下手、遅い、早いは、才能を計る上では何の指標にもなりません。
私は絵を描く時、いつも誰に褒められなくても、自分で褒めます(笑)
自分は自分の描いたものの価値を知っている。
自分の今ある力を100%くらいwを多分…出したし、上達するための一歩を確実に踏んでいると思うし、両手が右手だった時なんて、後々の話のネタにしてやろうくらい思っています。
そうやって描き続けることが、大事なんだと思うのです。
大切なのは、続けること。
しばらく休んでいても、途切れ途切れでも、いい。
10年ブランクがあったっていい。
気が向いた時だけ描けばいい。
描きたいと思う気持ちがある内は、自分の才能を信じて欲しい。
それは誰でも持っているものではないし、特別なものだから。
おわり
青年の主張みたいになっちゃった(笑)
ご静聴ありがとうございました(*^▽^*)ノ
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