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嫌々をするように身体を仰け反る先生の両手首を押さえつけたまま、胸の尖りを舌で捏ねるように舐め回した。
「……あっ、……諒くん、いやっ」
「嫌じゃないでしょう?」
「……」
「気持ちいいって、言って」
一旦顔を上げて真っ赤になった先生の顔を見つめてから、今度は反対側の胸をペロリと舐めた。「はあっ」と色っぽい声を上げて、先生はびくりと跳ね上がる。
「言って」
もう一度、顔を上げて、先生と視線を合わせる。
「……気持ち、いい」
僕から視線を逸らすように横を向いて、先生が低く掠れた声で呟いた。
「先生、すごく可愛い」
顔を近づけて、少し開いたくちびるに、何度もキスをする。舌を入れて、逃げるように引っ込んだ先生の舌を追いかける。先生はキスの間もずっと身体を震わせて、甘い息を漏らしていた。体重がかからないように気をつけながら身体を沈めると、先生も十分に興奮していることが、下半身から伝わってくる。
「……手、離して」
長い長いキスの後、先生が息も絶え絶えに呟いた。ついキスに夢中になって、力任せに押さえ付けたままになっていた両手首を離すと、「ずるい」と先生が僕を睨み付けてくる。
「ずるいって、なにが?」
「僕だけ真っ裸なんて」
そう言って無理矢理上半身を起こそうとするので、僕も一緒に起き上がった。
「諒くん、万歳して」
言われるままに両腕を上げると、Tシャツをすっぽりと剥ぎ取られる。
「下も、」
ハーフパンツも下着ごと引き下ろされ、ベッドの下に放り投げられた。
当然僕の下半身も欲情していて、それはもう威勢良く飛び出てきた。そんな僕を先生は凝視している。恥ずかしくて、いたたまれない。
「諒くん」
先生が僕の身体を抱きしめる。
「諒くん、好きだよ」
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