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病院に運ばれた黒羽、レオン、木葉、豹牙
は軽症で異常はないので帰ったが黒羽だけ片方の目に傷を負ったので一泊だけ入院することになった
隊を代表して俺と春樹が向かった。
504号室涼霜黒羽。コンコン 「どうぞ。」 ガラッ「晴斗、春樹さん。来てくれたんだね。ありがとう。」 包帯はまだ、取れないようだ
「どうだ?傷は…」 「切ったのはまぶただけ。目を狙ってきたから慌てて回避したよ」 「黒羽とレオンたちが襲われた時の状況を教えてくれ。」
思い出すように目を閉じ、話始めた
「あいつ。俺たちを襲った女は、いきなり、現れた
辻森とレオンに何かが起きたのが見えた…敵を撃とうと狙撃の準備をしたら…その女が気配もなく狙撃前に現れて…ナイフをこっちに向けて刺そうとしたから慌てて回避した。俺はまぶたを切られてそのまま落ちた。」 「レオンは?」 「あの女のナイフを弾こうと手で弾いたら、急に倒れた。」 倒れた…
もしや…「薬がナイフの尖端に塗ってあったんだろ。」 「うん。傷は浅かったから縫うだけ。」
「凛香は?」 「お嬢様は、ばれるとまずいからと隠れた。」 「そうか。…なぁ黒羽。」
「なに?」とまっすぐこっちを見る。…この質問をしても大丈夫…か? いや、言ってみるしかないな
「凛香は本当の目的はなんだ?」 ピクッと動きが止まる…「目的?」 「あいつは、ことあるごとに俺たちに敵の情報を与えたり、敵に寝返ったりして…あいつは、凛香の目的を知ってるんじゃないか?」
観念したようにふぅ…とため息をつく
「鋭いね。…他言無用だよ。お嬢様は、ブラックパンサーの最高司令官の女王に…洗脳されている。」
「洗脳?」 「相手を支配下に置き意のまま操作できる魔法を使う。女王…と組織のやつらは呼ぶけど…
本名は、アルリア・ノームお嬢様から教えてもらった。」 その言葉に春樹は心がざわついた。(どこかで聞き覚えのある…でもどこで?)
ノームって確か。「ノームってフェリカ生徒会長の?家のフルネームだよな?」 「フェリカ先輩の
実の妹。お嬢様は、なんとか抜け出そうとしてるけど…契約を切らない限り抜け出せない」
「時々、頭を痛めるのは?」 「洗脳の影響。」
「どうして、俺たちに話してくれたんだ?」
「君たちはなら、お嬢様を助けてくれるそう、思ったから。頼む。」 と頭を下げる
「わかった。」
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