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第21話黒薔薇騎士
春樹、まずいな…ズキンッズキンッ
「っ…」 「春樹!落ち着け!」
雰囲気が変わった…「兄様に近づく者は、排除する。」 ゾクッ「何こいつ…!?」
ビュン!「消え…」 ガキンッ!ギンッ!
「ぐっ…早すぎる」 素早い動きで相手を追い詰めていく。春樹の暴走が止まらない
起きてしまった。変性意識状態 トランス状態が…。親父の起こした事件の記憶が
蘇ろうとしているが過去の記憶操作魔法が邪魔をして暴走をしてしまう。
他人の兄妹を見ると起トランス状態にきてしまう。このままだと相手を殺める。
パシッと春樹の腕をつかむ「春樹!落ち着け!」 「離せ!」ジタバタと暴れる
言うことを聞いてくれない…言いたくはなかったけど…「春樹、落ち着け!命令だ!」
ピタッと動きが止まった。フラッと倒れる春樹をガシッ!と受け止め地上に降り、黒羽に渡す。「春樹さん!?大丈夫?」
「春樹を頼む。」 「わかった。」
再び飛ぶ。 女と対峙する。「危ない危ない…殺されちゃう所だった~」
「俺が相手だ。もうすぐ、魔装警察も到着する。」 「晴斗くんとまた、戦える何て、奇跡よねぇ~んふふ!警察が来る前に切り刻んであげるね!」 ナイフを持ち、切り刻もうと向かってくる。
その間に横から水の塊が飛んできたザパァ!相手の女が水に飲み込まれた
息ができるように顔は出されてる
「一体誰が…ど、どうしてあなた様が?」と
慌てる女。黒い薔薇の花びらが飛んできた。全身が黒い甲冑の騎士が現れた
胸元に黒薔薇に剣がついている。顔は
目元が隠れる仮面を着けていて男か女かわからない 見覚えのある長髪…
「く、黒薔薇騎士様!なぜここに…」
ガタガタと震え始めた。「夜子。お前の勝手な単独行動は最高司令官様のご命令ではない。すぐに戻りなさい。」
「あの人から…なぜ?」 「司令官様がお前を気に入ったと、使い道がある飼い犬だと仰っておられた。戻りますよ。」
「わ、わかりました。」パチンッと指を鳴らす水の塊が消え、背後に空間が空く。
先に女が入っていく。黒薔薇騎士が入る前に、こちらを向く「魔装師見習い。
命拾いしたな。次、会うときは覚悟しなさい。」 スッと入り、消えた。 地上に降りると
ガクッと倒れた。「晴斗!」 「だ、大丈夫…だ。」 黒薔薇騎士…あの長髪と声は…どこかで?
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