海ちんとお母さんとクッキー

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お母さんから必要以上に愛のこもった歓迎を受けた海ちんは、にへらへらと愛想笑いを浮かべてわたしの部屋へと向かう。 わたしの部屋に入るなり海ちんは、 「うさちゃんのお母さんってやっぱり強烈~」と言って、ふぅ~と息をはく。 「だから言ったじゃない」 「だよね。だけど、それでもわたしはうさちゃんのお母さん好きだけどね」 「海ちんは、優しいね」 「どういたしまして」 海ちんと暫くの間、学校の事や家のことなどを話した。 「海子ちゃん~うさちゃん~ご飯だよーん」 階下からわたし達を呼ぶお母さんの声が聞こえてきた。
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