117人が本棚に入れています
本棚に追加
お母さんから必要以上に愛のこもった歓迎を受けた海ちんは、にへらへらと愛想笑いを浮かべてわたしの部屋へと向かう。
わたしの部屋に入るなり海ちんは、
「うさちゃんのお母さんってやっぱり強烈~」と言って、ふぅ~と息をはく。
「だから言ったじゃない」
「だよね。だけど、それでもわたしはうさちゃんのお母さん好きだけどね」
「海ちんは、優しいね」
「どういたしまして」
海ちんと暫くの間、学校の事や家のことなどを話した。
「海子ちゃん~うさちゃん~ご飯だよーん」
階下からわたし達を呼ぶお母さんの声が聞こえてきた。
最初のコメントを投稿しよう!