海ちんとお母さんとクッキー

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階段を下りて、わたしと海ちんが居間に行くと、更に信じられない光景が待ちかまえていた。 だって、居間の壁にはデカでかと大きな垂れ幕が垂れ下がっていて、そこにはなんと、 『海子ちゃん~ようこそ我が家へ! うさ子ちゃんと仲良くしてくれてありがとう~大好き海子ちゃん~』と書かれていた。 その垂れ幕を見たわたしは、目をあんぐりと見開き呆気にとられた。 隣に立っている海ちんを見ると、わたしと同じように、目を見開き、口をぽかーんと開いた状態だ。 まさに開いた口が塞がらないとはこのことだと思った。
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