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わたしと海ちんは、高校生になってからの友達だ。海ちんのことはかなり知っているつもりでいたけれど、本当は全然知らないのかもしれない。
海ちんは、今もお母さんと笑顔で話をしている。なんだかわたし一人が置いてきぼりをくっているような気もするけれど気のせいなのかな?
「海子ちゃん~もりりんも、海子ちゃんの事を海ちんと呼んでもいいかしら?」
お母さんは、ニコニコ笑顔だ。
「はい、もちろんいいですよ~」
海ちんもお母さんと同様、ニコニコ笑顔を浮かべているのだった。
わたしよりも、海ちんの方がこの家の娘に相応しいのかもしれないとさえも思えてきた。
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