わたしのお母さんは過保護です！

海ちんとお母さんとクッキー

巻き寿司をお箸で突っつき食べる。わたしの顔がぐにゃりとなる。

口に運ぶと見かけの可愛さだけではなくて、お味の方も中々なもの。

ふん！

悔しいけれど、美味しい。

お母さんといえば、海ちんと楽しそうに話をしている。海ちんも海ちんで、もりりんさ～ん、なんて調子がいいんだから。

変わりに海ちんがこの家の子になればいいのにと、悪態をつく。

わたしが、ブツブツ心の中で文句をたれていると、

「うさちゃん、この巻き寿司美味しいね」

なんて、海ちんは笑顔で話しかけてくる。

思わず、うるさいからと言いそうになったけれど、我慢をして、

「そうだね」とわたしは答えた。