わたしのお母さんは過保護です！

海ちんとお母さんとクッキー

リラックマのキャラ巻き寿司は、茶色いすし飯だ。きっとこれは、玄米ご飯なんだろう。手が込んでいる。

お母さんの一生懸命な姿を想像すると可笑しくなってくる。きっとわたしや海ちんの笑顔を想像して作ってくれたのだろう。

いいや、この時間を楽しもう。

それから、本日のメインあくまでもお母さんのね。クッキーのお時間です。

「うさちゃ～ん、海ちん、お待たせいたしました～もりりんのお手製クッキーですよ～ん！」

お母さんは、大きめの花柄のお皿にたくさんのクッキーを乗せてやって来た。

「可愛い美味しそうですね」

海ちんは、お母さんのお手製クッキーを眺めながら喜んでいる。

「嬉しいわ。海ちん、喜んでくれちゃって、うちのうさちゃんは喜んでくれないのよ」

なんて言いながら眉をひそめている。

わたしが喜んでいないことは、バレていたか。