海ちんとお母さんとクッキー

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わたしの質問に海ちんは、 「ちょっと、嬉しいかもしれない」と無邪気な笑顔で答える。 「う、嘘、でしょう?」 「嘘じゃないよ」 本当に嬉しいんだ……。 わたしは、てっきり、海ちんはわたし側の人間かと思っていた。それなのに違っていた。 海ちんは、もりりんなんて娘や友達の前で平気な顔をして言う、あんなお母さん側の人間だったんだ。
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