海ちんとお母さんとクッキー

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海ちんとわたしは、小学校も中学校も別の学校だった。だから、海ちんの幼い日をわたしは知らない。 分かり合っているようで、わたし達はお互いのことを知らないのかもしれない。 もしかすると、知らないことの方が多いのかもなんて思えてきた。 それにたいして、うちのお母さんとわたしはこの世にわたしが生まれてきた時からずっと一緒に生活をしてきている。 だけど、わたしは、自分のお母さんという人のことはよく分からない。 お母さんは何を考えているの? どうして、わたしに必要以上の愛を向けるの? わたしが嫌がっていることにも気がついているはずなのに……。 必要以上の愛は重荷になる。
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