海ちん

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海ちんの人生とわたしの人生っていうか住む家を交換してみたいなと思った。 わたしがね、海ちんの家の子になるの。そしてね、海ちんがわたしの家の子になって、あのもりりんから、『海ちん~大好き~』って言われるの。 ぴったりじゃないの? 家のお母さんは、きっと娘がわたしじゃなくても、海ちんが娘であっても構わないのよ。 わたしの事を大好きだなんて言っているけれど、本当なのかな? なんて思ってしまうよ。 お母さんは、わたしを可愛がり可愛がっていることで、満足感を得ているんじゃなの。なんて考えるわたしは酷い娘かな。
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