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わたしが部屋の中をキョロキョロと見回していると、
「お待たせ~アップルパイ盛りつけてきたよ~」と言って海ちんは、アップルパイの盛られたお皿を机の上に置いた。
それから大きな薔薇の絵が描かれた紅茶のカップとティーポットも置かれた。
「可愛い紅茶のティーカップだね」
「うん、家のお母さん薔薇柄が好きなんだよね」
海ちんは、紅茶のカップを眺めながら言った。
この薔薇柄の紅茶のティーカップだけは、わたしのお母さんの好みと同じかもしれない。家にもたくさんの花柄のティーカップがあり、薔薇柄も何種類もある。
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