わたしのお母さんはもりりん~

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なんだろう? ふわりと突然昔の幼かった頃の記憶が甦ってきた。 わたしは、お父さんもお母さんも大好きだった。 お父さんとお母さんの真ん中にわたしが立ち、それぞれの手を取り手を繋いだ。 あの頃は幸せだったな。 なのに、いつからお母さんのことを疎ましく感じるようになってしまったのだろうか? これは、わたしが大人になったからなのか、それとも高校生にもなっていまだに反抗期が続いているからなのか? 机の上にあるオムライスに目を落とす。 このオムライスも大好物だった。
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