わたしのお母さんはもりりん~

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わたしの美味しいよの一言に、お母さんは、顔をくちゃくちゃに崩して、 「うさ子ちゃ~ん、本当に~本当に美味しいの~やったわ! もりりんは料理の天才でしょ!」 と言ったかと思うとお決りのように、ぴょんぴょんとうさぎさんのポーズをきめる。 もりりんは、本当に嬉しそうだ。違った、お母さんは本当に嬉しそうだ。 そんなお母さんを見ていると、少しだけ、ほんの少しだけ、わたしも嬉しくなった。
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