金の恋 銀の恋

3/4
前へ
/4ページ
次へ
「自慢やないけど  トーチャン譲りの  鬼瓦顔と大きな体、  これで東大まで行ったら   "珠洲に金棒”  って男子の噂がマジになる。  ますます 恋 が遠のくやん!」 「恋ねぇ…クククㇰㇰㇰ」 「お兄ちゃまは笑うけど  姉ほど美人でない私には  大問題なんやで!」 「ごめんごめん、  そんなつもりで  笑ったのではないんだよ。  恋はそんなに気負うものでは  ないと思ってね」 「そう、自然に互いの  気持ちが寄り添う相手が  不意と現れるものよ」 「それは 勇者 の台詞。  私達 勇者の家来クラスは  自己開発以外に道はない」 父親譲りの 分析派、 それから対策を練る…  「それを勉強にだけ   活かせんもんかしら?   化粧が上手になれば   なるほど、成績が下がる」 日頃の母の愚痴通り、 暇があれば 「デカ目が命〜」 ウチの子供達を相手に 化粧道具で遊んでいる妹。 faf0febd-e18c-416a-9fb3-069a6745903f     
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加