sensitivity

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欲望を腕に 絶望を器に 恙無き現在にさめざめと 境界を囲う 世界を括る 歪無き現実にしがらみを 宵の半端な夜の加減に 感情と喧騒が行き交う 街の安易な縁の有無に 笑みと呆れを繰り返す 止めどない未練は無様な その有り様を覆い隠して 当て所ない悲哀は彷徨い やがて心奥へ降り積もる 追想を枕に明暗を眼前に 深淵の詞に浮沈は延々と 放り出した不安はいつか 灯り始めた希望はいずれ 強くまっさらに砕かれて 淡くとうめいに煌めいて 零から一を重ねていく その歩みを繋げていく 瞳に留まるこの世界とは 余りに小さな痕と気付く .
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