sensitivity

片目を瞑って眠るような

そこはかとない不自由さ

答えから式を導くように

君の真意と思惑を慮って

欠伸を噛み殺す昼下がり

澄んだ硝子の音が揺れた

それは時の綻びに沁みる

静寂の揺りかごに響いて

飽和した体温さえ退ける

滲む汗も置き去りにして

片目を開けて眠るような

そこはかとない悲しみに

どうか一時だけ微睡みを

挫けた心が目を覚まして

想いが今に辿り着くまで

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