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鈍く光るアルミの空調ダイヤルが並ぶセンターコンソールの真ん中に嵌め込まれたスターターボタンを押す瞬間は、オーナーの間では「儀式」と称されるほどに高揚感を与えてくれます。フロントミッドに搭載されたV8エンジンは始動すると一声高く吼えて本性を露に。そのエキゾーストノートは明らかに勇ましく、さらに排気系のバイパスバルブが開く4000rpmぐらいから上ではより獰猛なサウンドを発しながら、反時計回りのレヴカウンターの針は7300のリミットめがけて一気に上り詰めます。アルミやカーボンコンポジットを多用して1570kgに抑えた車重に対して、380ps(後期ではおよそ420ps)のピークパワーはストレスの無い加速を実現。。
リアにハッチゲートを持ちながらも、後部ピラー周りのデザイン性とドア部分のサイズ感、内部のロールバーから推察してボディは非常に剛性感の高い印象を受けます。
現在では中古市場でもお値段は1000万を見ないと上質な個体は購入できませんが、車好き人生の「上がりの一台」の候補には悪くない車かと思います。僕では恐らく夢物語で終わりそうですが(笑)
Cピラーの滑らかに反り上がる流線美が最高に萌える、魅力的な一台です!
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