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「うぉ……っ」
下半身が晒け出されると、外気にあたったそこがスースーした。
上はスーツを着たままで下だけ素っ裸に脱がされて、これが着衣エロっていうやつなのか? と思っていると、
「俺も脱ぎますんで、擦り合わせをしませんか?」
「……スリ合わせ……って、ナニ?」
またしても聞いたことのない禁断ワードに、首を傾げると、
「……こうして、竿同士をこすり合わせることです」
答えて、露わになった自分のものをグイグイと俺のものに擦り合わせてきた。
「ふぅ…わあ〜……」
かつてない快感が下腹をせり上がってくるのに、
「……こういう行為のことを、兜合わせって言うらしいです」
仁王寺がまるで少女マンガのキャラみたいな爽やかさで笑って言うもんだから、実はスケベな話をされているという感覚がついマヒしてきてしまう。
「兜って、ここのことですから」
きゅっと先端が握られて、「ひぁ…っ」と、腰が思わず後ろに引けると、
仁王寺はまさにヒーローさながらにグッと俺の腰を片手に抱き、もう一方の手でかけているメガネを外してサイドボードにスッと置いた。
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