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生きてるような人間は、もう人間と呼べるのかも怪しいような存在ばかりだし、あんな100メートルクラスの赤ん坊ですら、笑止荒廃化世界ではもてはやされる。
公園に連れ出したらトラックを跳ね飛ばして配給弁当を散乱させてしまうぐらいの赤ん坊だから、6つの腕と3つの顔を持つ阿修羅家政婦がなんとかおさえつけつつ、ミサイルから守る。
阿修羅の腕でひととおりのミサイルは跳ね返すことができるんだが、適当に散らすもんだから商店街もスタジアムもミサイル爆破の穴だらけになっているのは致し方ない。
この阿修羅家政婦に対し、サイキック応援団長が渋い表情で苦言を呈する。
「ダンサーパン屋さんが今日帰ってくるんで押忍!ちょっとミサイルを散らすのを控えて欲しいで押忍!」
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