【2】

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目が覚めると、病院のベッドで横になっていた。 「あっ!起きた?」という声がし、振り向くと風が手をずっと握っていた。 「あっ…あれ?何で??」と言い起き上がると、背中に激痛が走った。 風が「大丈夫?背中傷だらけだったんだからね!」と言い、伊織の頭をそっと撫でた。 「風、親父さんは?」と聞くと「んとねぇ…まだお仕事で、遅くなるって。」と言い、伊織を見つめた。 伊織は「そっか…じゃあ帰るか♪」と言い、起き上がると特攻服を羽織った。 「えっ?!あっ!兄ちゃん、まだダメだよぉ!」と風が慌てて言うと「こんな傷、大した傷じゃねぇよ♪ほら帰るぞ?」と言い、風の手を引いた。 病室を出てお金を支払い、タクシーに乗り込んだ。 伊織が「こっから、風の家はどんくらいまで掛かる?」と聞くと「んとねぇ…5分ちょっとだよ♪」と微笑み、公園の名前をタクシーの運転手に告げると走らせた。 伊織はバイクが気になり、先程の道で降ろしてくれと言うと運転手がそこの道へと向かった。 バイクがそのままの状態で放置されていて、伊織が降りようとすると「ふうも着いてく!」と言い、一緒に降りた。 最初、紗紀弓覇珠のメンバーがまだいるかもしれないと思いタクシーに乗って帰れと言ったが、頑なに拒んだため一緒に降りて、バイクのある場所まで一緒に歩いてバイクを押して帰っていった。 そのときに他愛もない話をしながら帰り、途中のコンビニエンスストアに立ち寄って、お弁当とジュースとタバコを買ってから、風の家へと立ち寄った。 風の家に到着し風の部屋に入ると、風は慌てて救急箱を持ってきて伊織の手当てをした。 「痛くない?」と心配そうに聞くと「これくらいで痛がってるようじゃ、暴走族にはなれねぇよ」と笑いながら伊織が答えた。 風なりの手当てをすると「サンキュ♪案外、女の子らしいじゃん♪」と笑いながら言うと「んむぅ…ふうは、れっきとした女の子だよ!」と言い、伊織の手を掴むと自分の胸を触らせた。 伊織は不敵な笑みを浮かべ「そっかそっか。じゃあ、ここはどうかな?」と言い、優しく胸を揉んだ。 風が顔を赤らめながら「んっ…くすぐったぁい…」と言い、身体をくねらせると伊織は風の首筋に舌を這わせながらキスをした。 ピクッと反応をすると「ダメだよぉ…」と吐息混じりに抵抗をしたが、伊織は胸を揉みながら耳たぶを甘噛みをして耳の穴を舐めた。 風は「あぅう…!兄ちゃぁ…ん」と言いながら感じていた。 伊織は「風、キモチイイ?」と言い、風の顔を触りながら指を風の口の中に入れた。 風が「んふぁ…兄ちゃん…」と言いながら頷くと「風、かあいい」と言い、見つめるとキスをしながらベッドに押し倒した。
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