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しばらくして風は何となく妊娠しているなぁと思い、伊織にそれとなく話した。 伊織が「本当か?!」と言いながら、前のめりになると「何でだかわからないけれど、夢に赤ちゃんが来たんだぁ」と言い、照れ笑いをした。 伊織は「じゃあ、すぐに病院へ行くか♪」と言い、立ち上がると風の手を引いて病院へと向かった。 バスを待っている間、ずっと手を繋ぎながら談笑をしていた。 バスに乗り込んでからも、もし赤ちゃんが出来たらどんな名前にしたいのかとかを話していた。 伊織は男の子だったら颯太(そうた)で女の子だったら沙織(さおり)がいいなぁと話し、風は男の子だったら快英(かいえ)で女の子だったら樹里(じゅり)がいいと話していた。 病院に到着し、診察をしてもらった。 待っている間、二人はドキドキしながら待っていると名前を呼ばれて診察室へと入っていった。 伊織が「先生ぇ、どうなんですかね…?」と恐る恐る聞くと「うん♪おめでとう。妊娠しているよ」と言い、微笑んだ。 その言葉を聞いて、二人は抱きしめあった。 *終*
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