1人が本棚に入れています
本棚に追加
琴音周辺 大人
山瀬絵里(絵里) 身長162cm 34~35歳
地元の図書館の司書。それとは別に、目黒にあるという実家の両親の事もあって、日本舞踊の名取という顔も持つ。
また、琴音達の通う学園のOBでもある。
鼻は小鼻で、目はクリクリと愛嬌ある感じだが、そんな中でもキャラとは真逆に品があるような顔立ちで可愛いと、出会った当初から琴音は思っていた。
髪型は、とある理由で”キノコ頭”にしている。
そのアンバランスさが性格に見た目を近づけている…かも知れない。だだ、この時点では、徐々にキノコから髪型が離れていっており、最近はキノコというよりも、市松人形ヘアーになっている。これは明らかに有希の例の助言故だろう。
言動や振る舞いで、良くも悪くも大学生でも通じるくらいには実年齢よりも若く見える。ハキハキと喋るサバサバ系。
小学生以来、ヤケに体をベタベタと触ってくるような過剰なスキンシップを今だにしてきているが、琴音自身その都度嫌がりつつも、早い段階でその流れが無いとシックリいかない体質になってしまった。…要は慣れてしまったようだ。
そんな絵里だが、本人達と同じくらいに琴音と義一、そして父である栄一との間の微妙さ加減を察した上で熟知しており、何かにつけて私たち二人に優しさ故に叱ってくれる。割合としては義一が圧倒的だ。
琴音自身よりも我が事のようにアレコレと気を遣ってくれるその姿に、これほどまでに親しくなる幼い頃から、元々身の回りにおいて数少ない心を許していた大人ではあったのだが、ますます好きになる…いや、様々なことについて感謝の念を覚えていた。
絵里が義一に関して何を想い、いや、どんな感情を持っているのか…それは先の話だ。
最初のコメントを投稿しよう!