彷徨うオンナ

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「何かを創り上げるって事にこれが正解って事はない。 その気持ちは分かるわ。 でも、貴女は目を逸らしちゃいけない。」 熱い先生の声が、私の欲望を後押しする。 「私はね、貴女の事を一番分かっている理解者だと思うわ。 厳しい事も言うと思う。 でも、全ての私の持ってる全てをかけて、 貴女の力になる。」 先生が導いてくれる。 私は静かに頷いた。 「これから、忙しくなるわよ。」 ニヤッと笑った先生。 先生の覚悟は口だけじゃ無い。 そして、私も覚悟を決めた。
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