生意気な後輩に振り回されるオンナ

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お昼を過ぎて、午後のまったりとした時間。 「だれか〜、生地屋から原反大量に入ってるみたいだからチェックして〜!」 と。 高見さんが内線をとって声かけた。 一階にある事務所の横の納品、出荷部屋に大量に入ってきて、 反がいっぱいでてんてこ舞いらしい。 「今。手が空いたので(一階に)降ります。」 丁度手が空いたし、気分転換に良いやと思い手も挙げた。 「助かる〜、影山さん。 お願い〜。」 そう言って下に降りた。 この会社はデザイナーと言えど、 何でも屋だ。 生地仕入れから、企画、パターン、工場出し検品まで、全ての工程を自らする。 生地も、一旦会社に納品されて、他の付属品と一緒にチェックして工場に出す。 大量に入ってきた原反のチェックにかかる。 「何、やってるんスか?」
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