動き出すオンナ

1/40
1331人が本棚に入れています
本棚に追加
/371ページ

動き出すオンナ

仕事打ち合わせをしたが、 企画、制作には明るい私と、 ペーペーの営業マン。 どうしろって言うんだ! にっちもさっちもいかなく、社長に直訴したら、ありがたい事に、コンサルの人が助っ人で入る事になったのだ。 初めから考えていたらしい。 私達の反応を見て、必要ならお願いする心づもりでいたらしい。 狸め! 初めは自社ブランドを立ち上げるに当たってホームページを依頼していた会社の担当が、社長のあまりの無謀さに、社のコンサル部門からなかなかのやり手を送ってくれる事になっていた。 「HATの大和です。」 現れたのは、本当にやり手? と疑問が残る、若い男だった。 多分、朝乃君より年下ではないか? 長身で清潔感もあり、好感は持てる、中々良い男ではあるが、 若い。 朝乃君も怪訝な顔をしていた。 そんな事は直ぐに払拭されて、大和さんの仕事ぶりに目を見張る事になる。
/371ページ

最初のコメントを投稿しよう!