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~プロローグ的なもの~ 世界は不平等だ。皆が美少女ではないから。
世界は不公平で溢れている。
顔や、身体、体質が、生まれつき決まっているからだ。
そして、それを変える事は、難しい。
人間、努力でなんとかなるとは良く言ったものだが、そんなのは綺麗事に過ぎない。
ウサギとカメの昔話で、もしもウサギが慢心しなかったら、カメは勝てないだろう。
そういう事だ。
世界に本当の平等など有り得ない。
故に僕は、こんな事を考えてしまう。
もしも「世界の人々がみんな、美少女だったら」と。
世の中はどのくらい平和になるのだろうか?
差別の問題はどのくらい解決するのだろうか?
やっぱり、それでも人間は争うものなのだろうか?
・・・もしも自分が、美少女だったら。
そんな有り得ない妄想を、考えてしまう。
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