僕の話

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● 中学校を卒業する。 僕と彼女は、異なる高校へと入学した。 通学のため、彼女はひとりで暮らすことになった。 彼女の存在自体が無い。 僕が彼女と関わることは、全く無くなった。 ――― 高校1年生のバレンタインデー。 僕は、彼女が暮らすアパートに出向いた。 彼女の部屋の前で佇む。 …… 僕は、ドアノブに、逆チョコレートを入れた袋を掛けた。 オートロック式のアパートではなくて良かったと思う。
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