僕の話

9/20
前へ
/58ページ
次へ
● 小学4年生のバレンタインデー。 この年は、彼女と顔を合わせて渡すことができなかった。 鞄の中に忍ばせた逆チョコレート。 それを、僕は人目を忍んで彼女の下駄箱の中に入れた。 その後、僕は同級生から、逆チョコレートのことについては何も言われなかった。 それは、僕からの逆チョコレートを、彼女が人目を忍んで自分の鞄の中に忍ばせたからだろう。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加