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02
馬宙のコネクトが強制解除されたことで、馬宙のコネクトギアはショートした後、大破してしまった。
馬宙と清介のコネクトが解除されたため、目の前に立っているコネクトメイルもコネクトを解除し、コネクターとしての姿を現した。
純白ずくめの男性は左手に見たことの無いコネクトギアを付けていた。
「蒼天馬宙…お前は記憶を失っているそうだな。自分の出生…本名さえも思い出せない哀れな英雄…といったところか。」
「アンタこそ、こんなところに何しに来たんだよ!ぐっ…ゲホッ!」
「ヒロくん、無理しちゃダメだよ!」
「ちょうどいい…過去で何が起きているのか、そしてこれからこの時代のこの世界で何が起きるのか…自分の目で確かめてくるといい。」
目の前に立っている男性は青い光弾を馬宙にぶつけた。すると、馬宙は青い球状のエネルギーに包まれ、消えてしまった。
「ヒロくんに何をしたんだ!」
清介が聞こうとした時には既に男性の姿は消えていた。
「…とにかく今はこの状況をUNIONSのみんなに伝えよう。」
―サイバーアースターミナル―
清介はターミナルにあるドックエリアでヘラークスの修理をしていた。
「あらぁ~清介ちゃんじゃないの!ヒロちゃんはどこよ?」
あからさまにオカマ口調なこの人は馬宙や清介のよき相談相手・ヴィリー。
こんなふざけたしゃべり方をしているが、これでもコネクトファイト現チャンプと肩を並べるほどの実力を持っている。
今はその実力と経験をいかし、初心者を導く仕事をしている。
「さっき、ヒロくんと二人でクエストバトルをしていたら、突然変なコネクトメイルに襲われて…」
「まぁ…それは大変だったわねぇ。私も個人的に気になってたのよ、そのコネクトメイルは。」
「そうだったんですか…」
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