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「じゃあ私は早速調べてみるからおいとまするわね。また何かあれば、呼んでちょうだいね!」 ヴィリーはそのままターミナルの方へ向かった。 ―その後、UNIONS専用ルーム― UNIONSとは、馬宙やその友人達で構成されるチームのことで クールでコネクトメイルのシステムを弄ることが得意な影夜(かげや) リアルでは清介のライバル剣士で、変わったしゃべり方が特徴の(こう) サイバーアースの創設者を父に持つ令嬢・瑠菜(るな) 瑠菜の側つきで剣道の腕も確かな優乃(ゆの) メンバーの中では最年少、妹的な存在の時雨(しぐれ) といった個性的なメンバーがいる。 「影夜くんに工、来てたんだ!」 「あぁ…俺はもう大学受験終わってるし、その先のこともあっさり決まったからな。」 「わいも特に大会とか無いし、暇やで来ただけや。」 「それはそうと、馬宙はどうしたんだ?一緒じゃないのか?」 「それがさ…」 ―その後― 「「未来からコネクトメイルが来て、お前ら二人を襲った上、ボコされたぁ!?」」 「そうなんだ…」 「何というか…もうこのゲーム何でもありだな。」 「ヒロっちだけ、どっか行ってまったってことでええんやな。」 「うん…」 影夜は早速パソコンみたいな物を出現させ、キーボードをカタカタ叩き、何かを調べ始めた。 「…やっぱりか。」 画面にはここ数日間の間、謎のコネクトメイルの出現・目撃情報がいくつも載っていた。中には交戦して惨敗し、強制ログアウトしたという情報まで出ていた。 「俺と工で前にログインした時も俺らの目の前で謎のコネクトメイルが動いているを見たことがある。」 「影夜くん達も見たんだ…」 「めっさ強くて話になっとらんかった…ヒロっち達が勝てんってことはわいらで勝とうなんざ無理っちゅうことや。」 「…ヒロくん以外のみんなを何とかして集めてミーティングしよう!解決策の立案はその後だ!」 「そうだな…俺は奴らを叩きのめす策を練る。仲間集めは頼んだぜ、工。」 「合点承知!」
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