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04
『何ということだ…未来の力をもってしても、貴様達に引けを取ることになろうとはっ!』
〈スター・スラッシュ〉
〈バーストスター・ブレイク〉
『はぁぁぁぁっ!』『おらぁぁぁ!』
二体のペガースの必殺技をまともに受けたΣ・ネオロイド!ついに爆発四散した…
かに思われた。なんと、あれだけ全力で放った必殺技を受けても爆発することなく、立っていた。
『オイ、マジかよ…オレたちの全力を受けても立ってられるなんて…おかしいだろ。』
『ついに手に入れたぞ…超進化のための莫大なエネルギー!お前達はやはりどれだけ強かろうが私の進化の布石になる運命だったのだ!』
『そんな…これ以上はもう…』
『まずは手始めに…10年後の未来の馬宙から始末してくれる!』
リペアのペガースは膝から崩れ落ちた。その隙をついたΣ・ネオロイドはバルカンから光弾を放った。
『危ない!』
プロトのペガースがリペアのペガースを庇い、その一撃を受けて爆発してしまい、リペアのペガースも爆風によってダメージを受け、両者ともコネクトが解除された。
『仕留め損ねたようだが、まあいい。一足早く、向かわせてもらうよ…10年後のサイバーアースにね。』
Σ・ネオロイドはそのままタイムゲートを開き、姿を消して未来へ向かった。
―その後―
「なんでオレを庇ったんだよ!まだお前はこんなに幼いってのに!」
「ここで蒼天くんが死んじゃうと…未来で君を待ってる人が悲しむでしょ?なら…僕が代わりに…」
「何言ってるんだよ!お前が消えたとしても悲しむ奴はいるだろ!」
「そうだ…これは蒼天くんが持っててよ…もう、僕にはいらないんだ。」
過去の馬宙は今の馬宙に自分のコネクトギアを手渡しした。
「蒼天くんなら…コイツを完成させれるよ。そのコネクトギアに…コアを移せば…ね?」
次の瞬間、過去の馬宙は青い光の粒になって消えた。
「………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
馬宙は空を見上げ激昂した。
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