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前回までのあらすじ→目の前にダークトリニティ登場!
「(これ最悪の展開じゃね!?ダークトリニティ相手とか無理ゲーすぎ!此処はどうするべきか…ラルドがなにかいい案もってれば最高なんだけどなー)」
期待を込めて目線だけをラルドに向けると目力だけでポケモン逃げるんじゃないかと思われるレベルで睨まれた。
ユマ達がよく自分に言う「顔恐い」の意味が少しだけわかった気がした。(しかし納得したとは言っていない)
ダークトリニティの存在自体がトラウマになっていて、どうしても回避したいコルサは普段使わない頭をフル回転させ始めた。
「(「時には非情な心も必要だ。」ってなにかの漫画の主人公が言ってたな…今がその時!此処は奴を捨てて私だけ逃げるしかない!ラルドは強いから大丈夫!)」
ラルドは宛てにならないと確信したコルサは一歩ずつ後ずさりを開始した。ある程度の距離を取ったら自慢の足で全力疾走し、逃走を図る。
これがコルサの考えた作戦だったが…
「ドンッ!」
後ずさりを開始してすぐに何かにぶつかった。
こんな所に壁はないはず、嫌な予感が頭をよぎり恐る恐る首だけを後ろに向けるとある意味通り展開が待っていた。
「ご、ごきげんよう…残りのダークトリニティ。」(そうだった!こいつ等3人組だったよ!すっかり忘れてたわ!)」
コルサの進行を遮ったのはダークトリニティ。横にもう一人いる。
ダークトリニティが3人組だったことをすっかり忘れていたコルサの顔は真っ青だ。
その光景を見ていたラルドは「(コイツオレを置いて逃げる気だったな…)」と確信した。
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