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北寄りの中央の森
茂みに隠れて何分ぐらいだろうか。
ワイバーンの鳴き声や羽音どころかプレイヤーの悲鳴や気配さえも感じない。
ここに残っているのはもう俺だけなのか?
『お前にそんな価値ねーよ!』
「うるさい黙れ!」
じっとしている暇なんかない。情報だ。明らかに奴らよりも情報が足りない。なんでもいい情報が欲しい。
立ち上がろうと腰を上げると右膝と左の二の腕に痛みを感じた。見てみると鋭い岩が刺さっている。
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