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アイバーンが見張りを切り伏せて空き家の扉を開ける。
そこは昼とは違い中が全て氷で覆われていた。
「やっぱりだ!アイバーン!サポート頼む!」
ユマは両手から炎を出して氷を溶かす。
三人はこの氷の中に人が閉じ込められていると確信していた。
ユマが放つを炎の後ろからアイバーンが剣先を中に向けて、そこより大量の冷気を出す。
アイバーンの得意魔法は水魔法。
ユマの炎の熱とそれを中和するアイバーンの冷気。
部屋の氷が全て溶けてから三人はなかには入る。
「子供!?」
その中には一人の子供が倒れていた。
トラクはすぐに駆け寄り脈を測る。
「大丈夫!まだ生きてる!」
ユマはすぐに子供を背負い、トラクとアイバーンと共に寮へと戻っていった。
犯罪組織への宣戦布告を終えて。
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