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道を女の子は杖をつきながら歩いていた。
こうして旅をしているというのに・・・
「全然村にも町にも辿りつかないじゃないのー!!バカー!!」
帰ってくるのはこだまだけ。
「おなかすいたよー。早く人里に着いてごはんたべたいよー。」
少女はおなかをぐーと鳴らしながら歩を進めた。
すると、火の玉が襲ってきた。
「えーと、火のモンスターには、水の魔法。
水よ。この場に集いて水流となり敵を襲え!ウォータースプラッシュ!!」
火のモンスターは蒸気をあげて消えた。
女の子は魔法使いだった。
「つーかーれーたー。もうモンスターとか襲ってこないでー。」
女の子は町を目指して歩いていた。
だが、モンスターとの戦闘などもあって・・・
「おなか、すいたぁ~。」
おなかがへっているのもあって、へとへとだ。
女の子は道半ばで行き倒れた。
そんなことは二人つゆしらず。
次の村に行くと、仕事を頼まれた。
スライムのエキスを集めてこいというのと、薬草を取ってこいという仕事だった。
スライムのエキスはとったばかりのではないと価値がないらしいので、ありったけ渡しても受け取ってもらえたが、あと100体分取ってこいとのことだった。
「セノは草ばっかり抜くな!」
「薬なんて、薬屋で買ってくればいいじゃないか。」
「だから、その薬屋で必要だからこうやってとっているの。セノ、こっちに生えてる。」
「どこ?」
「・・・・ちがう・・・・もうちょっと上。・・・ここ。」
セノはそこの草をとった。
「タカハシの能力って便利だな。」
「何の種類の草なのかもわかるからね。」
「これ、きれいじゃない?これも薬草?」
「ちがう。これはよく似た毒の草。」
「きれいだし、とっておかね?」
「手袋しているからいいけど。触るだけでもあぶなかったりするからね。」
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