R第23話 side D

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──今日は着替えを持って俺の家に来てる百合に相原のこと、報告した。それに対して百合は 「知ってる」 あっさりと、だけど、嬉しそうにそう言った。 「だって、るーちゃん、めちゃくちゃ幸せそうなの、隠す気ないんだもん」 「あはは! そうだな。あーゆーとこ、可愛い」 ん?……これ、まずかったか。 「本当に」 百合は気にする素振りはなく、ホッとする。 だけど 「宮さん、素敵だもんなー、大人で」 そう言って……S気をチラリと出す。 それに、大人な対応が出来ないのが俺で 大人な対応が出来ないからこそ “大人がいい”って言われるにも関わらず イラつきを顔に出す。 何なら言葉にも出す。 「確かにな、だけどさ……なんかさ。今のは……」 それに百合が満足そうに笑った。何だよ。 悔しいけど、まぁ…… いいか。 「良かったね、本当に」 そう言って笑う百合に 「良かった、本当に」 俺もそう言った。 相原と宮さんが上手く行って。それに、結城さんと佳子さんも。 それから…… 俺達も。俺が近づくと、自然に目を閉じる百合に。 ……良かった…… そう、思った
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