爪研ぎマット事件!

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爪研ぎマット事件!

家族になって そろそろ一月(ひとつき)になる 白ニャンは ミーコの やること なすことに 興味津々(きょうみ しんしん) どこでも ミーコの あとを 付いていく そして 横取りしちゃうんだ ミーコが お気に入りの おもちゃ 私の椅子 私の ひざの上 だけど ミーコは 怒らない そんな時は、自分の 爪研ぎマットに乗り カリカリした後、寝そべって 過ごす でも、ある日 事件が 起きた 『ミー ミー ミー』 悲しげに 訴えてくる ミーコ 「どうしたの?」 ミーコに 付いていくと…… 「あらまあ! 」 ミーコの 爪研ぎマットを 白ニャンが占領 気持ちよさそうに 腹を上にして、大の字になって 寝ていた 白ニャン専用の マットが あるのにね 私という味方を 得たことで ミーコは 勇気が出たのか 大の字に寝ている 白ニャンを 前あしで ちょんちょん つついた ああ、しかし…… 『ニャアアアアン!』 白ニャンは 一声鳴いて 結局 退()いては くれなかった 『ミー ミー ミー』 悲しげに、私を 見上げる ミーコ 「仕方ないねえ。 ミーちゃんが 白ニャンのマットを 使いましょう」 ミーコは しぶしぶ 納得したようで 白ニャンの マットに乗り、カリカリと 爪を研ぎ すりすりと からだを こすりつけた後 寝そべって 目を閉じた 私は 再び 仕事の続きを …… ところが、しばらくすると、また 『ミー ミー ミー』 ミーコが 呼びに来た 「こんどは 何?」 とにかく ミーコに 付いていくと 「あらまあ! 」 白ニャンたら、寝ていた ミーコを 退かして マットを占領していた マットは 同じ物なのに…… ひょっとして、これは、 白ニャンの 焼きもちかな? それにしても ケンカしないで がまんする ミーコは やさしいのか? 弱虫なのか? どうなんだろ? ・・・・・・ (´・ω・`) 新機能かと思っていたら、電波障害だったらしい不具合が 直った。
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