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もっとしがみつきなよ。
「りゅ……せいっ…」
長い髪が揺れた。きっともうずっと前から、君に心は奪われていた。
それは最初よりも熱く。愛里の中枢へと想いをぶつける。身体を震わせる愛里が可愛くて、キスを重ねる。恥じらうように力が入る愛里の脚の間に、足を割り込ませていく。
もう、別の奴にはふれさせない。
「あ… あぁ……っ…!」
俺を受け入れて。潤んだ瞳は俺にだけ見せて。
俺に堕ちなよ―― 愛里。
だけどこれが愛なら。何度も君を突き上げて伝える。もっと奥深く入り込みたい。
「流生……っ…」
もっと俺の為に啼いて。声を聴かせて。
心が君で満たされていく。
「もう離れるな」
耳元に囁く。仰け反り返る細い身体を抱きしめる。
二度と離さない―― 君の全部が欲しい。
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