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自己紹介する猫
私はミーコ。100歳の猫よ。
じつは20年も生きてるの。
20歳って人なら、100歳越えなんですって。
130歳って言うわ。
それって、凄い事なの?
良くわからないけど、いつも飼い主は私にベタ惚れなの。
ブラッシングしてくれて、撫でてくれて言うの。
「ミーコ、お前は賢い。お前は美人だ。長生きしろよ」と連発。
そうね、私って美人かも。でも、それを言うなら美猫でしょ。
でも知ってるのよ。
動物病院の先生と話していたことを。
「ミーコって20歳ですよね、人で言うと何歳なんすか?」
「軽く100歳は越えてるよ。半分化け猫だねー」
「ミーコ、化け猫だとよ~」
笑いながら撫でて誤魔化すな、飼い主!
何を話してるかくらい分かるのよ、猫でも分かるのよ!
この医者はふざけてる。
はぁん、バカにしてるのね。
「夜中の3時に2足歩行してたりして・・」と先生。
飼い主まで、しっぽが2つに分かれるんでしょ?と笑ってる。
あり得る―と2人で大笑い。
ムカついたわ。
帰宅して飼い主を、噛んでやったわ。
フン。ざまあみろ。
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