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ぶっちゃけ聞きたい。受給者生活って、どんな感じ?
基本的には、普段とあまり変わりはないかと思います。
特にすごーく楽になった訳でもなく。
特筆するような、何か大きな変化がある訳でもない、というのがホンネ。
手術や転職、引っ越しの方がよっぽど変わった感はありますねー。
特に受給者になって、申し訳ないので卑屈になるとか、暇になってモンスタークレーマーになったり、性格が歪んで人様に迷惑かけるようになったりとか。
ぜんっぜん無いんですよ。
ワタシはワタシのまま、何も変わらないです。
はい。
なのでTVのドキュメントで、感動的なBGM付きで流れる、苦しくても頑張って生きてる人ドラマってなんだかなぁ、と思ってしまいます。
逆に受給者はこんなにだらしなくて、一部の人を除けばとんでもない社会不適合者とか、ドキュメントにしようとする人とかもね。
みんな自分の人生を生きている。
頑張って、小さな事で悩みながら。
大変なことでも、疲れていても、死ぬまで歩みは止められない。
なので被災した人とか、受給者の人とかにドラマがある訳じゃなくて。
みんなにみんなのドラマがある。
もし社会不適合者がいれば、その人は元からそういう性格の人だっただろうし。
逆に大きな苦労や、不運な出来事に翻弄されても、与えられたフィールドでベストを尽くせる強い人も。
【受給者だから】じゃないんです。
良くも悪くも、それは【あなただから】。
街を歩くときにすれ違う、元はスーツ着て電車でスマホゲームをしながら出勤するような、ごく普通の人達です。
勿論、受給者の事情によっては、卒業して一度も社会に出られなかった人もいるかも知れません。
そういう人は、社会不適合というより、社会と繋がる機会が殆ど失われた人達で。
単純に社会生活に慣れていないだけです。
受給者と非受給者に大きな違いはなく、受給申請が通りそうなほど苦しくても受給しないで頑張っている人が偉い訳でもないのです。
まあ、でもちょっと。
小説やマンガ、ドラマや映画などの媒体だったら、それはそれでOKだと思います。
書きたいことがあり、それを表現するツールとして生活保護というフィルターを使いたい。
でも普通に書いたら、事なかれな編集部から止められてしまいそう。
なので見て分かりやすいほど感動的なドラマに仕立てておけば、このフィルターを使う理由になりますからね。
タマ避けを張っておいて、その陰で自分の本気で表現したいことをコッソリ盛り込めば良い。
なんせ【このドラマはフィクションで、実際の人物、団体とは無関係です】と注意書きを毎回見せられる日本人ですからねー。
ちなみにワタシが受給開始した頃は、通院が無いであろう土日だけ働き、他の日は気絶するようにひたすら眠っておりました。
何年かぶりに、某キャリアの公式ゲームには復帰してましたが。
疲労が酷くて、食事もままならない。
料理好きなんですが、自炊どころかサイゼ●アでランチ中にすら眠くなる。
完食前に、頭が疲労でぼうっとしてくる。
そんな日々を過ごしていました。
やっぱ、生活保護受給者生活より。
……身体を壊すって、マジ大変なことなんだよなー。影響でかいです。うーむ。
なので、受給するか迷っている人は、いっぺん役所で詳しく聞いてみた方がいいと思うよ。
だって大抵、受給するかしないかより、他の心配事で手一杯になりそうですし。ねぇ。
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