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色々な可能性について考えたが、どうもどれも非現実的な事に思い至る。
俺は今の状況が現実かどうか確かめる意味も込めて部屋についている呼び鈴を鳴らした。
呼び鈴と言っても大きな音がなる訳ではなく屋敷全体の至るところで呼んでいることがわかる様になる仕様なので執事のセバスチャンかメイドの誰かが気づいて来てくれる筈だ。
しかし、ややしばらくたっても何の反応もなかった。
俺は少し焦りを感じはじめた。
「おめでとう御座います、あなたは100人に選ばれました」
また例の意味不明な祝辞を受けたあたりで腹が立ってきた。
俺は意を決してその銀色の奴と話をする事にした。
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