個人的風紀委員

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個人的風紀委員

「うひー、今日もキツかった」 「いいじゃん。お前もしかしたらベンチ入りするかもしれないんだろ?」 ガンッ! 「おい!」 更衣室のロッカーを根屋が叩く。 その横にいたのは柴崎だった。 「し、柴崎・・・」 「あ・・いや・・」 柴崎の存在に気付かず地区予選のメンバー入りの話をしていた部員が気まずそうに黙り込んだ。 柴崎はにっこり笑って、 「気にしないでください。俺マネージャーですよ」 部員たちはわさわさと着替えて更衣室を出ていった。 「すみません。何か気を使わせちゃいましたね」 「別にそんなものは使っていない」 不機嫌そうに根屋が答える。 「じゃあ、こっちが気を使わせてもらっていいですか?」 「ん?」 「五月さんて、制服ずいぶん緩く着るんですよね」 「それがどうした?暑いだろ」 「でも緩すぎ。他人に肌を見せすぎているんだよなあ」 「あ?こんな男の肌なんてどうでもいいだろう」 「そういう無防備なところ、ちょっと嫌だなあ」 そう言って柴崎は根屋の口をふさぐ。 いつもの激しいものではなく、本当にふさぐ程度のものだった。 「ん・・・」 するりと柴崎の手が根屋のシャツを触る。 シャツの上から手を滑らせ、小さな蕾を見つける。 「ふうっ」 根屋がビクッと背を反らせる。 柴崎は左手で見つけたソレを中指で軽くこすりながら、 右手でシャツのボタンを外し根屋の上半身をほどき始めた。 根屋は押しのけて抵抗するが、柴崎はビクともしない。 『うわっ。このバカ力。全然動かねえ』 やっと言葉が自由になった。 「うそー。どうして運動部でこんなに色白いかなあ?」 「うるせえ黒くなりにくいんだよ。お前みたいにシャツ跡残らねえんだよ」 「まあ、いいや。えい」 柴崎が根屋の乳首をつまむ。 「んっ何すんだよ、お前」 柴崎は自分の口を根屋の胸元に近づける。 「おい?ひゃっ、うひゃっ」 乳首を口に含まれ、くすぐったくなり、根屋は裏返った声を上げる。 柴崎は何も言わず、舌でなめ、軽く歯を当て、少し強めに吸う。 もう片方の手は、ずっと反対側の愛撫を止めることなく、もてあそぶ。 「えっ・・うそっ・・あ・・ああっ」 段々と感覚が変わっていき、根屋の体がのけぞってくる。 「五月さんて感度いい方だよね?余計気を付けないとな」 「いやっ・・・やっ・・」 カリッ 「あああっ・・・うっ・・ううんんっ・・ふっ・・」 「ね?わかったでしょ。あまりシャツのボタン開けないでね」 「開けたらもっとすごいことしゃうよ?」 体の力が抜け、息が整わないまま柴崎にシャツのボタンを留めてもらう根屋。 バランスを崩した途端、柴崎が優しくキスをする。 『ちくしょう、なんか翻弄されてないか。俺』 「おい柴崎、調子に乗るなよ?」 「はい。五月さん。いつも大事で大好きです」 『だから会話がかみ合ってねえんだよ!!』
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