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プロローグ
静かな夜だった
誰かが泣いている
「ごめんなさいね
許してね
迎えにくるからね」
あれ
この声は大好きな母さんの声
どうしたの
なんで泣いているの
急に僕はぎゅっと抱きしめられた
「大好きよ…]
僕の頬は母さんの涙で濡れている
これは夢なの?
そして夢が覚めた僕は母さんを探す
でもどこを探しても母さんはいない
僕の心はあの日から置き去りにされたまま
泣いても叫んでも母さんの言葉は返ってこない
ただ
暗い道が続いているだけ…
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