口づけとひこうき雲
2/13
読書設定
目次
前へ
/
13ページ
次へ
自殺するのにふさわしい日というのはどんな日だろう。世界に、世間に絶望し、自ら命を絶つ。数ある方法の中から飛び降りを選んだ僕が最後に目にするのは空だろう。僕にとってはクソみたいな世界だったけど、最後くらい曇天ではなく透き通るような青空を見て死んでいきたい。そういうわけで雲一つない青空の下、僕は高校の屋上から体育の授業で校庭を走る同級生達を見下ろしていた。
/
13ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!