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天の声「初めまして、お久しぶりです。私、天の声こと【恋物語のナレーター】でございます。
どうぞ、宜しくお願い致します。今回はですね。
とても仲の良いカップルをご紹介したいと思います」
ーーーーーーーーーー
男「…マジかー……、朝から頭痛いとは思ってたけど38.5とか……完璧、風邪ひいたな。…………最悪だ」
女「あれ ? どうしたの ? 」
瑞浪が机に突っ伏していると花咲が心配そうに声をかけてくる。
天の声「おや……せっかく、芽衣さんが来てるのに風邪ですか ? ツイてないですね。雫くん」
男「……わぁ、久しぶり……帰って ? 」
天の声「え ? 嫌ですよ ? 」
女「あ ! お久しぶりです ! 」
天の声「お久しぶりですー、芽衣さんは相変わらず声が可愛いですね」
女「え ? ボク可愛くないよ ? 」
男「いや、芽衣も普通に会話続けないで ?
……あ、ヤバい耳鳴りしてきた……」
天の声「大丈夫ですか ? 」
男「大丈夫じゃないよ……痛い…………」
女「雫、辛いなら無理しないで寝てて良いよ ? 」
男「え ? ……でも、久々に会えたのに……」
女「だーめ ! ボクは良いから、布団に戻る !
今すぐ ! 」
天の声「そうですよ ! もう、貴方だけの体じゃないんですから ! !
貴方に何かあったら、芽衣さん一人ぼっちですよ ? 残りの人生を共に歩むんでしょ ? 」
男「な、は ? おまっ…………何言って……」
女「え ? ボクは何時でも、残りの人生あげるつもりだよ ? 」
天の声「お ! 流石、芽衣さん !
かっこいい ! 」
男「……ねる」
女「 ? 」
天の声「え ? 雫くん ? 」
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