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中村君には、悪いが、中村君と話す余裕は、私にはなかった…
米倉のことで、考えることが多すぎたのだ…
一体、溝口は、私が置かれた状況をどこまで知っているのだろう…
私の疑問は、そこにあった…
溝口もまた、米倉に関わっているのか、知りたかった…
いや、
そもそも、米倉という人物は、何者なんだろう…
あんな豪邸に住み続ける男…
考えることがあり過ぎたというのは、こういうことだった。
それゆえ、中村君には、悪いが、車内で、中村君に話し掛ける余裕は、私にはなかったのだ…
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