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○リュックから氷結
私は、仕事帰りに時々スーパーに寄る。
そこはレジ袋が有料なので、余ったビニール袋を再利用するか、買い物が少なければ使っているリュックに直に入れて持って帰ることもある。
ある日もそうして買い物を済ませた。
翌日、また仕事に行く。
私は冷凍食品の詰め合わせという名のお弁当を持参しているので、昼休憩になったら、リュックから取り出して食べる。
お弁当を出したはずが、右手がつかんだのは昨日買ってリュックに入れて出し忘れた氷結の桃味だった……。
どうりでね、今日のリュック重いと思ったよ。
いや、何でよりによって酒なんだ。
いくら何でも、仕事場で昼から手に氷結はマズすぎる。
幸い、近くの人たちは席を外しており、離れている人たちもフリーズした私に気づいた様子はない。
何でもないような顔をして、そっと氷結をリュックに戻したのであった。
○ベルトがない
朝、電車に乗って職場へ向かう。
駅を降りて、職場まで歩く途中、ふと違和感を覚えた。
やけにズボンが落ちる気がする。
信号待ちの間にこっそりよいしょと持ち上げて、気がついた。
あ、私ベルトしてくるの忘れてんじゃん。
結果から言うと、ベルトを忘れたがために大惨事が起こるようなことはなかった。
腰骨のところで上手く引っかかってくれていたようだ。
多分、事件が起きるような状態だったら、そもそももっと前の時点で気づくか事件は勃発していると思う。
しかし、私以外にベルトを忘れた、という人に出会ったことがない。
みんな、ベルトを忘れることないのだろうか?
考えられるのは2つ。
ベルトを忘れるなんてドジは私くらいしかしないか、もしくは忘れても私みたいにベラベラ人に話さないかのどちらかだと思う。
~*~*~
まあ、こんな具合だ。
実はネタ自体はもう少しあるので、使えそうなものがあればまたVol.2でもやってみようかと思う。
ただし、需要があれば……の話。
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